キラキラの原因は空気です。
キラキラする原因は、セルフカラーの薬が悪いから?いや!!!!サロンカラーの場合も当然あります。
長年のサロンワーク経験で気がついた「髪のキラキラ」について美容師の視点から解説していきます。
キラキラしてみえるのは
髪にすきまがある状態です
美容室では「白髪がうくか、うかないか」なんて言葉を使います。
白髪染め以外でもブリーチして明るくした時にも起こりやすい現象です。
メラニン色素が少なくなり髪の隙間に空気が入り込むからです。
空気が光に反射してキラキラ見えています。
白髪をカバーしきれずに、中途半端に色が入った状態です。
(白髪)
(黒髪+白髪10%)
明るめの白髪染めって
基本的に「黒髪は明るくなるけど、白髪の染まりはうっすら」になりやすいカラー剤です。(サロンカラーも同じ理論)
(白髪)に染めた色が(黒髪+白髪10%)の髪に混じってるいるのがわかりますか?
少し立って色落ちしてくると、白髪部分は特に「キラキラの原因」になりやすいってことです。
リタッチだけを繰り返して染めていると、白髪染めで染めた毛先も色が抜けてキラキラしてきます。
暗めの白髪染めを使っても、
毛先は「最も髪がダメージしやすい部分」(カットしたシザー・レザーの断面積があるから)
毛先にいくほどにキューティクルの隙間から色は落ちてキラキラしやすくなります。
毎回全体染めで暗く染めている場合などに多いです。
毛先のほうが暗く見えるため、より根本のほうが明るく感じやすくなります。
毛先が明るくなってしまうから全体染めをするっていう気持ちはわかります!
白髪染めのもちが良い?悪い?でもお話していますが、同じ色で染めても、繰り返し染めた部分の髪は暗くなります。
「どうせ毛先は明るくなっちゃうから、先に暗めに染めとこう!」は一番ダメです(;_;)
キラキラしてきたから、暗めの白髪染めで染めたのに、、、
なんだか
全体染めを繰り返すたびに毛先がどんどんキラキラしてくるスピードがアップしているような、、、
全体染めしたら根本近くがキラキラ、全体染めしなくても色落ちで毛先がキラキラ、、、
じゃあ、どうしたらいいの??って言いたくなりますよね!
明るめの白髪染めの場合、
事前に美容院でカウンセリングしたにもかかわらず
明らかに白髪が染まっていないことで髪がキラキラする場合
美容師もできるだけ明るく染めようと努力した結果かもしれません、、、
美容院では1度は許しても、2度めは失敗といって良いと思います。
逆に
全体染めをして毛先のキラキラが気になる場合、
それは失敗です!
キラキラの4つの原因は2つのタイプに別れます。
傷んだ髪の特徴は
色が染まりやすくなる=色落ちしやすくなる
キューティクルの鎧が剥がれていくと、色が入ったり出ていったりも簡単になるってことです。
毛先はカラートリートメント・ヘアマニキュアで染めてみる。
でも、、、普通の白髪染めでも塗ればキラキラが治るでしょう?
根本で使った1・2剤は毛先では強すぎるんです、、、
だから
傷んでる部分ほどすぐに暗く染まりますが、すぐに明るく色落ちします!
染まりが弱い場合の特徴は
白髪の分量に対して選んだ色が明るすぎる
黒髪が明るくない場合は、余計に白髪とのコントラストで、キラキラが目立ってしまうということです。
まずは30分以上しっかり時間をおきます。
それでもキラキラするのは選んだ白髪染めが明るすぎるからです。
もう一つ暗めの白髪染めを選んで見て下さい。
短時間で染めたほうがあんまり髪は痛まないじゃあないの?
その日は染まったように見えますが、短時間で染めると髪の隙間をしっかり埋められないためすぐに明るくなりやすいですね。
例えば、中ぐらいの明るさのブラウンにしたいとき!
「5分で暗いブラウン」で濃い目に短時間で染めるのと「30分で中ぐらいのブラウン」で狙った色を適正時間で染めるなら、色持ちがいいのは「30分で中ぐらいのブラウン」になります。
専門的には色素の量と大きさが大切なんです。
キラキラを防ぎたくて毛先まで根本の薬をつけて暗くしたのに、だんだん痛んで逆にすぐ色が抜けてキラキラしてしまう無限ループ現象です
染まりが弱いと「キラキラ」
染めすぎて痛むと「キラキラ」
染めないと色が抜けて「キラキラ」
これを永遠に繰り返す間に
を繰り返していきます。
本当は簡単に解決できる話なんですが、、なかなか「市販=傷むのが当然」のイメージが強いですね、、、
最後にキラキラ解決方法を!
担当の美容師がいればキラキラにならないようにと伝えれば大丈夫です!(と思います。。)
まとめます。
髪のキラキラの原因は「空気」と考えました。
白髪染めでキラキラするのは、髪の隙間を埋めるための色素が足りてないから。
メラニン色素を壊して、傷むことでも髪に隙間ができている。
隙間に入り込む空気のキラキラの原因には
カラー剤って1・2剤がありますよね?
日本の薬機法では2剤は6%までと決まっています。(海外では12%なども)
市販のカラー剤はすべて6%と考えてください。
美容院でカラーリングする場合
1~6%(1,5・2・3・4,5など)2剤を髪の状態に合わせて使い分けること(根本6%、中間4%、毛先2%など)で、必要以上の髪のダメージを抑えています。
令和の時代になり、美容師以外でもプロが使用する2剤を購入することができる現状があります。
が!!!
多分、この話を聞いて美容師が使っていて「傷まないなら2剤の2%使いたい!」と考えることもあるかと思うんです。
でもですよ、、、
そんなにいいなら市販の薬としても発売していてもいいわけです。今以上に優しい薬なので。
でも発売されていないのには理由があると考えています。
それは
髪質やダメージに合わせないと、低い過酸化水素の%では逆に髪が染まらないからです。
(いくら優しい薬でも染まらなければクレームが殺到するはずです)
それをセルフカラーで見極めることが難しいため
”髪は傷んでも、、、染まらないよりは良いよね!”
(2%で染まるなら6%では、、、4%分無駄に傷みます)
という発想で市販のカラー剤は6%で作られています。
だから「全体染めを繰り返すたびに髪が傷む」という前提がセルフカラーにはあり、市販の薬はものが良くない、傷むと誤解されています。
でも、市販の薬が悪い?のかというとそうではなくて
美容院でも一番多く使用するのは6%です。
美容師でもセルフカラーでは、髪質を見極めて使用できません。
セルフカラーでも失敗しない薬の使い方を試行錯誤して、美容師パパは美容師パパ流「絶対に痛まない白髪染め」の使い方を提唱しています。
(2%を使うなど、美容師がしていることをセルフカラーにそのまま取り入れる場合、素材や状況、緻密な計算を抜きに世間に広まってしまうことで、専門的な知識・技術に誤解を生む可能性があること心配しています)
美容師パパ(セルフヘアカラーリスト)
Since June 30, 2015
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