白髪は老化現象の1つですが、老化といいながら黒髪よりも元気がよく感じますよね、、、
元気に感じるのには理由があります。
白髪が元気よく感じる科学的根拠をもとに、ツンツンする白髪に対するサロンワークの美容師の対処法もご紹介します。
資生堂と北里大学の共同白髪研究で実証(2004)。
(※日本人37名の被験者から毛髪サンプル32,000本を採取して調べた結果)
資生堂、「ホップ」に白髪化に関与する遺伝子の制御効果を発見より引用
科学的根拠から、黒髪よりも白髪が元気に感じる理由を考えていきます!
科学的根拠もふまえて美容師パパがサロンの現場で感じる「白髪の元気の良さ」を考えてみます。
あたりまえなのですが、黒髪の中に白髪があることで1本の髪の毛がコントラストで目立ちます。
その1本に注目することで「元気」を感じることはあると思います。
黒よりも白は膨張して太く感じやすいです。黒髪よりも直径が太い科学的根拠もあり「元気」を感じる要因です。
ツムジを中心に毛流があり、毛根から生えた髪には方向性があります。
後頭部ではツムジの毛流れから毛根は下を向きやすく、必然的に頭頂部の毛流は上を向きます。
短くカットした白髪がツンツンと飛び出てくる場合は、頭頂部など毛根が立って生えてくる方向性に多い白髪には「元気」を感じやすいはずです。
白髪は乾燥しやすいため黒髪より硬く感じ、白髪染めの薬をたくさん塗っても弾きやすく「元気」を感じます。
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白髪が乾燥しやすい理由はメラニン色素にあります。
メラニン色素は親水性なので黒髪は水になじみやすくなります。
白髪が黒髪に比べて水(お湯)となじみにくいのは、白髪になることでメラニン色素が減少し、疎水性になり水を弾きやすいからなんです。
美容院で毎日シャンプーをしている時も「あれ?浸透が全然ちがう!」と感じています。
ドライヤーで乾かしていても白髪は黒髪よりも早く乾く印象があります!
美容院では白髪染めの時に塗っても塗っても飛び出てくる白髪があります。
美容院で白髪染めする時に顔周りに貼っている紙は何のためかわかりますか?
白髪の元気がいいので、ピンと立って白髪染めの薬から離れるのを防ぐために使っているんです。
美容師パパは、パーマを巻くときに使っているものと同じものを細くはさみで切って使っています。
ツンツン白髪をおさえるとき、ぐっと押してはったらダメです。
薬と白髪を引っ付ける気持ちでやさしく上からかぶせます。(美容師でもぐっと押しすぎて薬を押し出してしまう人がいます)
水に浸透しても破れないのでピンと飛び出る白髪を抑えるのにはピッタリです。
セルフカラーで使うならボックスタイプが使いやすいです。(セルフカラーで使用するときは簡易包装だと保存中にペーパーが丸まりやすいため)
プロフェッショナル用では、パーマにメインで使うためボックスタイプでは面倒で使いにくい、、、ため簡易包装タイプを使います。
手のひらよりも小さいサイズで大容量の業務用なので一箱かったら当分買わなくてすむはず、、、
いろいろな種類があるため調べるときは「コールドペーパー」で検索してみてください。
ツンツン白髪を抑えるためだけに「わざわざ専用のペーパーを使う必要あるの?」って思われるかも、、、しれません
白髪の元気の良さが原因で、もみあげなどの白髪が染まらないケースならコールドペーパーの効果を感じられると思います。
ティッシュでは白髪染めの薬を吸い込んでしまうので、油とり紙などでも効果があるかも!
まとめます。
白髪は決して元気が良いわけではありませんが、黒髪との違いから元気に感じる場面に遭遇する機会が多いです。
白髪染めでツンツン白髪が元気よく飛び出してくるときは、「プロフェッショナル専用」の「コールドペーパー」も試してみてください。
美容師パパ(セルフヘアカラーリスト)
Since June 30, 2015
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