「使っている白髪染めの相性が悪いとかゆくなる」って美容院でお客様にいわれます。。。
美容院では、カラー剤は数種類のメーカーを使用しますが、
「あそこのメーカーはかゆくなるけど、ここのメーカーは大丈夫」なんていうことも、お客様からよく耳にします。(これをみんな相性って感じているようです)
かゆみの原因は複雑でわかりにくいですよね、、、美容師の視点から解説します。
白髪染めにかかわらず、かゆくなるのは地肌のコンディションが崩れたサインです。
頭皮は3つのバランスが崩れることでフケ・かゆみが強くなります。
刺激に対する肌の強い・弱い、アレルギー体質に原因があります。
自宅で使用しているシャンプーに原因があります。
異常繁殖した頭皮の常駐菌に原因があります。
3つのバランスは1つが崩れると、すぐにほかの2つに影響します。
例:シャンプーに問題があった場合、その影響でアレルギーに反応しやすくなったり、マセラチア菌が繁殖しやすくなるからです。
これはジアミンアレルギーのわたくし、美容師パパの体験談です。
地肌につけずに染めてもらっていましたがそれでも1週間はかゆみが尋常じゃなかったんです。
でも
「美容院の薬が自分の体質に合うかどうか」なんて塗る前にはわかりませんよね。
美容院の白髪染めの薬で体質に影響するのは
「PH」と「アレルギー成分」の2つです。
お肌とおんなじ弱酸性って言いますよね。酸性~アルカリ性のことです。
「温泉」を想像してみるとわかりやすいかも。
酸性温泉はピーリング(殺菌)効果が高いです。
アルカリ温泉は皮脂を溶かして角質を柔らかくしてくれます。
肌が弱い人は温泉からでる時によくシャワーで流さないと「ヒリヒリ」しますよね。
美容院では、肌は強酸性、強アルカリ性になるほど刺激が強いので弱酸性から中性に戻すためにシャワーでよく流しています。
ジアミン・香料・防腐剤(パラペン)などが、体質によりかゆみの原因になります。
美容師パパはアレルギーなのでこちらで詳しく
めちゃくちゃします!
美容院でするシャンプーはその時1度きりなのでシャンプー成分の影響は弱いです。
毎日無意識に使っているものって大切で、頭皮の皮脂は自宅でするシャンプーに関係しています。
美容院で染めたときのかゆみは、自宅で毎日使っているシャンプーの影響も考えられます。
ホルモンバランスの変化で刺激に敏感になる時もあります
頭皮と女性ホルモンは深い関わりがあります。女性は特に女性ホルモンの変化が体調に現れやすい事も理由のひとつです。
妊娠中のカラーリングを控えたほうが良いとされるのも同じ理由からです。
温泉と同じ考え方もできますが、、
カラーやパーマでアルカリ性に傾いた肌を弱酸性に戻しきれていない場合、刺激に敏感になりやすくなります。
しかし、いつもかゆくなるようなら白髪染めのアレルギーを疑ってみて下さい。
重症になる前に白髪染めがつかないように地肌をガードすることで解決できます。
美容院で白髪染めするときは頭皮の保護クリームを使っています。
PHとアレルギーに反応する自分の体質から身を守るには
薬が直接肌に触れないようにすることがベストです。
アレルギーはなってからとても後悔します、、、
美容師パパはジアミンアレルギーになってから、さらに花粉症やハウスダストなど色々なアレルギーにも反応してしまうようになりました。
(花粉症も自分がなってみるとはじめて辛さがわかりますよね、、、)
なる前に未然に防ぐことが大切です。
美容院では白髪染めや、頭皮に吹き出物があるときには必ず使用しています。(美容院で染める前のタイミングで言えば、無料で塗ってくれるはずですよ!)
油でなく水分で頭皮を保湿するプロ専用の頭皮ケアクリームです。
頭皮を整え、弱った抵抗力をサポートする“モイストイン プロセス”スティルキャップでカラーやパーマ施術前の頭皮の水分を補い、自然な保護膜を形成し、頭皮の状態を整えます。ポリソルベート誘導体は高い保湿力とバリア効果で知られています。
クリームタイプなので塗布中に顔や目にたれにくく、油分を全く含んでいないので自宅で染める時も仕上がりに影響しないので気軽に使えます。
毎日使っているシャンプーの洗浄力に問題があります。
皮脂が残りすぎているか、皮脂を取り過ぎることで頭皮バランスが崩れます。
でも
「今使っているシャンプーが自分にあっているかどうか」なんて自分ではわかりませんよね。
注目するのは「乾燥」と「ベタつき」です。
シャンプーは毎日の事なのでトラブルが気になった時はすでに重症の気持ちでいてください。
頭皮はお皿ではないので食器洗剤で洗ってもピカピカにならず逆にすぐべたつきます。
皮脂を取り過ぎると頭皮は足りない皮脂を補うためにもっと皮脂をだすんです。
(オイリー肌だからと、市販の脱脂力の強いシャンプーをつかうとさらにベタつく原因はこれです!)
頭皮も顔と同じように場所にオイリー・乾燥肌もあれば混合肌もあります。
シャンプーの場合は肌の個人差に合わせるよりも、良質な界面活性剤と洗浄力から考えると適切なシャンプーは限られてきます。
「抜け毛」「白髪」「育毛発毛」のケアがこれ1本でできるオールインワンシャンプーです。
しかも合成香料・着色料不使用、カチオン活性剤不使用、石油系界面活性剤など不使用の100%天然由来のノンシリコンシャンプー
乾燥肌もオイリー肌もベストな状態に皮脂のコントロールをしてくれます。
幹細胞に働きかけるアンチエイジング効果、アセチルテトラペプチド-3の育毛効果(ミノキシジルの3倍もある!)
美容メーカーのセミナーでも次世代の先進技術として導入している化粧品も多い成分です。
アメブロで使っている芸能人もみかけますね、、、(でも、美容師パパは信用していません!!)
KADASONは脂漏性皮膚炎のために作られたスカルプ(頭皮用)シャンプーです。
脂漏性皮膚炎は、炎症を起こして地肌が赤くなり、かゆみをともない、皮脂の分泌が多い場所を中心に起こる皮膚炎です。頭皮に症状が起こると、フケがたくさん出るようにもなります。
アレルギー体質は、防腐剤や香料などにさえ反応してしまうこともあります。(どちらも多くのシャンプーに使用されている成分です)
「色々やってみたけどフケ・かゆみが治らない」って言うときに
頭皮をリセットするのにおすすめのシャンプーです。
頭皮のカビ(マセラチア菌)が原因のかゆみを防ぎます
異常繁殖した頭皮のカビ(マセラチア菌)に原因がある場合、通常のシャンプーでは滅菌できません、、、
「毎日髪を洗っているのに、かゆくてフケが出る」って悲しくなりますよね?
それでもフケやかゆみがある人はこれが原因かも知れません。
マセラチアを滅菌できる成分は11種類
この中でシャンプーに配合されているのはミコナゾールとニゾラール(ケトコナゾール)の2種類だけです。
全国のドラッグストアでも販売している抗菌シャンプーです。
ミコナゾール硝酸塩の殺菌力は低く、70%のマセラチア菌を消失させます。
その分低刺激な抗菌シャンプーです。
通常のシャンプーと同じように毎日使用することでマセラチア菌の繁殖を抑え、フケ・かゆみを防ぎます。
コラージュフルフル ネクストシャンプー うるおいなめらかタイプ 400mL (医薬部外品)
6才の子供の頭皮に吹き出物ができた時に皮膚科でも勧められサンプルをもらいました。
子供でも使える優しいシャンプーです。
美容師パパはアレルギーで皮膚科に通っています。同じように通院経験者は知っていると思いますが、、、
病院に行ってもかゆみの原因は探してくれません
特定するのが難しいため、治療薬の処方が優先されます。(美容師パパの経験談)
根本的な原因は個人で特定して避けるしか方法はないのが現状です。
(血液検査でアレルギーの検査ができますが、アレルギーの原因もすべてはわかりません)
3つの頭皮バランス①体質②皮脂③菌から自分にあてはまりそうな「かゆみの原因」を再確認して、1つ1つ「保護クリーム」や「シャンプー」で特定してみてください。
改善されれば、そこにかゆみの原因がひそんでいます。
根気よく、いっしょに探していきましょう!
美容師パパ(セルフヘアカラーリスト)
Since June 30, 2015
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