白髪染めが痛む理由はとてもかんたんです。
ただひとつ「根元の白髪に塗った薬を毛先まで塗るから」だけです。
と言っても中々信じてもらえないんです。
市販の白髪染めは「丈夫な白髪」を染めるため、薬のパワーはちょっと強め!!!
根元の白髪を染めるにはちょうどよいパワーなんですが。。。
セルフカラーで色落ちした髪を染めるには、市販の薬は強すぎます。
でもキラキラ明るい色落ちが気になると
だからみんな毛先まで塗っちゃうんですが。。。
髪は傷んで、心も痛みます。
髪の痛みはストレスになる段階まで進行しないと「痛んでることに気がつかない」
(シャンプーで指が通らなくなったり、乾かしている時に髪が引っかかった時にはじめて気づきます)
白髪染めが痛む原因を美容師の視点からもわかりやすく解説していきます。
美容院でお会いする「セルフカラーで髪が痛んだ8人のご相談」から痛みの原因を探ります。
じつは
セルフカラーで「自分では気づかないうちに髪が傷んで来店されるケース」が美容院ではとーっても多いんです!
思い当たる部分がないか6人のケースから「セルフチェック」していきましょう。
自分の染め方が悪くてムラに染まったのかな?
次に染めるときはもっとしっかり塗って時間も長くおいてみよう。
市販のカラー剤は1、2回なら美容院と同じようにきれいに染まるはず!
ところが、だんだんと髪にダメージの影響が現れてきます。
根元の白髪が生えたから?毛先が暗く見えるのかな?
根元をもっと暗い色で塗ってみようかな。
髪は痛んでくると、染まりやすくて色落ちしやすい状態に!(スポンジみたいなイメージに近いかも)
生えてきた白髪よりも、痛んだ髪のほうが早く染まるので
繰り返すたびにどんどん毛先が暗くなっていきます。
気のせいかな?白髪の染まりが弱い?
痛むと毛先ばかりがよく染まるので、いつも同じ番号のカラー剤で染めているのに
だんだん白髪の染まりが悪くなった気がしてきます。。。
これを繰り返しているうちに、、、
やっぱり美容院じゃないと綺麗に染まらないんだ。
大事なイベントの前は美容院で白髪染めしなくちゃだめかな。
セルフだと薬が悪いのかな-??なんて気持ちになって来る頃です。
バッサリ切ってしまおうかな?
トリートメントしないとまずいなあ。
そんなタイミングで
美容院に行ってみると、、、
毛先にパーマかけたら治るかな?
ストレートパーマかけたら収まるかな。
ダメージが原因で髪のクセが出やすくなっていたり、ハネが気になったり
雨や湿気でいつもよりうねったり
それを解決したいからパーマならいいんじゃないか!!って思いますよね。。。
そこで経験の浅い髪の痛みを見極められない美容師がかけたら、、、
余計にバサバサに痛んでチリチリになってしまった!
毛先の色もすごく明るくなってしまった!
何でなの???
8人の中に思い当たる人がいましたか?
髪の毛って「虫歯」みたいに
気がついた頃にはかなり進行していることが多いもの。
セルフカラーの白髪染めでは
「いつの間にか髪が痛んでるケース」に注意しましょう!
ブリーチと聞くと真っ先に連想するのは「痛むから絶対イヤ」ですよね。
ブリーチは漂白するという意味です。脱染剤として黒い髪のメラニン色素を壊して明るくしています。
美容師は「市販の泡カラーはダメ!」って必ずいいますよね!
これは薬の性能が悪いんじゃなくて。。。
毎回全体染めになってしまうから!!!
ブリーチしているのと同じダメージになってしまうからなんです。
「それは言い過ぎでしょう?」って思いますよね
美容師パパは嘘はつきません!
でもブリーチするのは金髪にしたいからでしょう。
暗くしたくて白髪染めしてるのだからブリーチみたいに痛む訳がない。
ブリーチをして金髪に染めた学生が就職活動に向けて黒く戻すことがよくあります。この時使うのは白髪染めなんです。(黒染めと白髪染めは同じ)
黒く染めたのに数日たったらもう毛先が明るくなってきた。
これは痛みが原因です。
ダメージでキューティクルが開いて色素が定着しないからです。
これは白髪染めを繰り返して痛んだ状態と全く同じ状態なんです。
泡タイプ、ミルキー・リキッド・乳液タイプ、1・2剤クリームタイプも
市販のカラー剤なら白髪染めも、おしゃれ染めも
「全体染めを繰り返す」ことがダメ!なだけ
染めたときしばらくは、暗く染まって見えるけど。。。
髪の中はだんだん金髪に近づいています。
白髪染めは暗い色素で髪を暗く見せています。
同時に
黒い毛のメラニン色素を壊して
じつは黒髪は明るくなっています。
髪の中が明るくなっていても白髪染めは暗く染まっているから。。。
「色落ちするまで気が付きません」
髪の毛は爪と同じケラチンというタンパク質でできています。
白髪染めの後にシャンプーが終わると、手のひらよりも爪が黒くなってたりしますよね!
髪って
一度傷んだら元には戻らないんです。
でも、傷んだ爪も髪の毛も
新しく生えてきます!!!(当たり前ですが)
いや!!いま髪伸ばしてるから。
長さが短くなるのは嫌かなーーーー
セルフカットなら「スキバサミ」
長さをバツっとカットするよりは、短く切らずに髪の傷みもごまかせます。(※あくまで応急処置です。やりすぎは更に髪を痛める原因になるので注意してください)
我慢できる範囲まで伸びたら、美容院でベースカットを整えてもらいましょう!
「良いトリートメント買って毎日トリートメントがんばる!!」
お風呂の中で蒸しタオルで時間をおいても痛みは治りません!
よくて現状維持!一度傷んだ髪はドライヤーや日常生活でどんどん傷んでいきます。
そんなコトないよ!数日はさらさらになるような。。。
でも、たしかに長持ちしないかも。
最近髪がぺたんと重くなったような気もするのはなんでだろーー?
マスク系のトリートメントに頼りすぎない
ノンシリコンシャンプーって流行りましたよね!
でも
リンス・コンディショナー・トリートメント(特にマスク系)には
シリコンが入っているのが当たり前!指通りを良くしてくれるスグレモノなんですが
髪の中は傷んだまま、ダメージの回復はしてくれません。
数日間、指通りは良くなった気がするけど、繰り返すと「なんか髪の感じが?変?」と感じると思います。
指通りだけで擬似的に髪のダメージを隠しているからです。
「お金かかるけど、良いトリートメント美容院でしないと無理かな??」
市販のトリートメントよりは効果は長持ち!だけど美容院によって使っているタイプも色々。。。
美容院でも
マスク系のトリートメントを塗るだけみたいなタイプだと、お風呂のケアとほとんど効果は変わらないことも。
美容院でするトリートメントは本当に効果があるの?
なんかいつもおすすめされてボッタクリのような。。
髪に良いのはわかるんだけど
コスパも考えると毎回するのは難しいよーー
2024年には次世代型トリートメントもあり
セルフカラーでも「美容院のケアカラーが再現できるトリートメント」を美容師パパも開発しています。(1回あたり約160円)
まとめます。
白髪染めは暗くするだけだから、髪が傷まないって思うのも当然のこと。。。
でも
くり返し全体染めすると、暗く染まっていても髪の中は金髪になっていると考えると
そう考えると
白髪染めでも痛む!
理由が理解してもらえたかな-と空想しています!
そして
市販のカラー剤を使っても、セルフでも髪を痛めずに染め続けることは可能です。
根元のリタッチでは髪は絶対に傷みません。
痛む原因は「市販のカラー剤の全体染め」ってことを忘れないでください!!
できるだけ全体染めの回数を減らすために根元のリタッチ用に「クリームタイプ」を使いましょう!
でもロングヘアだから。。。
全体染めの間隔を減らせない!
やっぱり便利だから
泡タイプ・ミルキータイプを使いたい!
そうなんですよね。。。美容師がダメといっても自分の髪!
正しいことでも
そんなに細かいことを気にしていられません。。。
美容師パパもセルフヘアカラーリストを名乗る以上、美容師の視点だけではセルフカラーのダメージは解決できないことに気が付きました。
そこで
2016年から
そんなセルフカラーの悩みを解決する方法を考えて、やっと完成したのが美容師パパの「selftore drip」
市販のカラー剤に使用することで、全体染めにも使用できる美容院の「ケアカラー」に変身させます。
髪の毛が痛むことのメリットはありません。
しかし痛むことだけに固執してはいけません。
痛まない髪にする目的は
「若々しく、綺麗に、素敵な女性になるため」です。
爪はネイルアートで綺麗になるだけでとても女性として素敵に視えます。
髪も痛むことを避けるだけなら、カットも、髪を明るくすることも、パーマもしなければいいのですから。
痛むことをいたずらに怖がらないで正しい方法で白髪染めして下さい
痛まずに綺麗にツヤのある髪に染まるだけで、若々しく素敵になります。
美容師パパ(セルフヘアカラーリスト)
Since June 30, 2015
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