ナチュラル・ウォーム・アッシュ・マットの4色。
「これは、第3の白髪染め」のキャッチコピーが気になっている美容師パパ。
【泡×クリーム】 新感触の泡クリームの白髪染めです。
使用して感じたポイントは4つ。
染まりがよい・密着する(根元向き)・めんどう
塗りやすい・浸透する(全体向き)・かんたん
白髪って泡タイプだと染まりが弱くなりがち。。。
そんな泡のデメリットを補いながらも
クリームのメリット・泡のメリットを最大限に生かそうとする工夫が感じられる
セルフカラーならではの「第3」の新発想ですね。
容器は同じホーユー「シエロクリームカラー」のワンプッシュ容器と同じ形ですが。。。
専用ブラシで薬を伸ばすことで、自分の髪の上で1.2剤を混ぜる必要があります。
どちらかといえば全体染め向き(美容師パパ的には!)
「手で塗る」ことが前提
手のひらで混ぜて
もみあげや生え際、根元リタッチ、部分染めに使いやすくなっていると思います。(90gの容量的にも)
白髪が多めの人には、赤みを抑えたカラーラインナップ。
アッシュ・マット系を選ばないと赤みは抑えてくれません。
(シエロカラークリームより暖色の色ラインナップは少なめです)
一般的なヘアカラー剤の説明書では
【1剤:2剤=1:1】
30分放置
【1剤50g2剤40g=5:4】
40分放置
染まりが弱いわけではなく、20~30分でも多くの人は染まります。
泡クリームのもっちりさを最大限に活かすため、少し長めに設定されていることかと思います。
サロンカラーでも薬の硬さはとても大切。
ゆるすぎると浸透するけど液だれして塗りにくい
硬すぎると狙った部分は塗りやすいけど、細かくスライス取らないと塗りムラできやすい
だから
ゆるい薬は全体染めのシャンプー台で
硬い薬はブリーチの根元リタッチをギリギリ狙って
なんて用途に合わせた使い分けをしています。
泡タイプの一気に全体染めは塗りやすい分、ダメージになりがち。。。
リタッチ後あえてのなじませに放置時間+10分するなど
セルフカラーで人気の泡タイプに一石を投じるホーユーさんらしい商品だと思います。
価格(参考価格) | 1,318円 |
---|---|
容量 | 1剤50g2剤40g |
薬液タイプ | 泡クリーム(ワンプッシュ) |
香り | フローラル系(公式未記載) |
容器 | ワンプッシュ型 |
付属品 | 手袋(ぴっちり)アフターカラー美容液 5ml |
発売日 | 2023/9/1 |
1明るい ~2345~ 6暗い
(ナチュラル系以外は4番の明るさのみ)
パッケージに「泡×クリーム」の文字
塗りやすいのにしっかり染まる。
キャッチフレーズ通りか染めるのが楽しみ。。。
使用量目安はミディアムヘア1回分って書いてあるけど
「残りはとっておける」ワンプッシュタイプ。
こまめに染める人にも便利!
通常の白髪染めなので「ジアミン」は入っています。
染める前のパッチテストは忘れずに。
この容器をみて
すぐにシエロのあれってわかりますよね。。。
( ゚д゚)ハッ!
でもこの容器は、シエロの時から優秀なので問題なし。
泡クリームの特性も関係してか
「あまり寒いところの使用には向かない」の注意書き。
2つの穴から左右の薬が出てきます。
ボタンは誰でもかんたん、操作に迷いなし!
付属はリンス代わりのトリートメントではなく
スタイリングで使用する「洗い流さないトリートメント」
お間違えなく。
今回の泡クリームは
手で塗るのでもちろん「ぴっちり手袋」付属です。
実際に染めてみて、ワンプッシュタイプとの違いも見ていきましょーー。
手袋したら「20回」フリフリ
ボトルはパッケージに穴開けて立てられるけれど。。。寝かさずに立ててPUSH!
全体に塗るときは、モミモミするだろーから問題ないけれど
部分使いのときは忘れずに泡クリームを混ぜてから使いましょー
泡よりも「もちっと」してる。
「ねるねるねるね」をめっちゃ混ぜたときぐらいのモチモチ感。
7年間のLINE相談で
「泡タイプで白髪が染まらないーーー」ご相談って意外と多いんですが。。。
白髪の染まりが弱い原因が「泡」にあると思っていない人がほとんどで
クリームタイプを使ったら「めっちゃ染まった!」と喜ばれることがとても多いのは
実感している美容師パパ。
「クリームタイプ混ぜるのめんどくさがったらだめですよねー」って
なんて気持ちもわかります。
泡クリームという新しい選択肢が増えましたね!
用途によって使い分ければいいから
全体染めのときは、泡でもいいけれど
もみあげとか見える部分(特に白髪)は
「泡クリーム」のほうが得意分野だと思います!
(白髪)
(黒髪+白髪10%)
明るめのイエローブラウンに染まる白髪染めです。
いちばん明るい「3番」ですが、黒髪を明るくする力はそれほど強くありません。
少しオレンジみがありシエロの3C(キャラメルブラウン)に近い発色です。
白髪部分と黒髪部分のコントラストは付きやすいので
白髪の多い人、もみあげ生え際のポイント使いに。
泡×クリームの質感とワンプッシュの利便性は
こまめに見える部分を染めたい人にも使いやすいかと思います。
泡タイプで白髪の染まりが物足りなく感じている人には
試す価値はある、もっちりとした新感触の白髪染めです。
「これは、第3の白髪染め」ってとーっても気になるのですが。。。
公式サイトには特に情報見当たらず?
パッケージや商品の裏面にもなし。。。
ということで
説明書の中を確認していきます!
が書いてありますが。。。第3については特にふれておらず(T_T)
ということで美容師パパ的に
「第3の白髪染め」って何なのか?
予想していきます!
白髪染めの歴史は古くて、紀元前、日本では平家物語に記述があります。
日本では明治38年の二羽カラス
水に溶いて使うので染まるまでに6・7時間はかかったようで。
美容師になりたての頃、お婆ちゃんから聞いた大正10年発売「元禄染め」です。
粉を水で溶いてから過酸化水素と混ぜるので20分で染まるようになり今のヘアカラーの原型です。
そして
昭和32年に「ビゲン」が発売
ここまでは真っ黒しか染まらなかったのが、黒~濃い栗色まで3色に増えました。
そんなホーユー「ビゲン」の歴史を振り返って考えました!
白髪染めの歴史的に考えて【液体ークリーム】
その後登場。セルフカラーならではのヘアカラーが
(美容院には今も泡タイプの商品はありません)
ということで令和4年
誕生でした!
カラートリートメントやカラーシャンプーではなく
普通のアルカリヘアカラー剤(白髪染め・おしゃれ染め)って
基本の放置時間は「30分」
その薬の持ってる力をMAXに発揮するのにかかる時間です。
美容院専用カラー剤も変わらず「30分」
混ぜてから30分、塗った部分が先に染まるので
「どこから塗り始めるか」はお客さんの髪によって変わります。
襟足の髪は染まりにくいのが普通です。
髪質によって
長めに時間を置く(40分)ケースも普通にあります。
説明書に書く「放置時間」って早いに越したことはないけれど
美容院では
「本当はもう少し時間置きたいけれど、、、次の予約が。。」
なんてケースもしばしば。
せっかく美容院で染めたのに
色落ち早い!染まりが弱い!!なんてあったらクレームです!!
美容師パパはもう行きません!(T_T)
「早く染まる」といっても
適正時間はちゃんと計算しているのが美容師です。
泡クリームカラーの場合を考えると
実際に使ってみて「染まりは良い」です。(40分おかなくても)
でも、もっちりしてるから
薬が髪になじむ時間(浸透する)が必要な髪質の人もいるかも知れない。
セルフカラーはいろんな髪質の人が使うから
そんな人が「失敗したー」って感じないように
念のための+10分のニュアンスに感じます。
市販のカラー剤は「早染め」ニーズも高いので
「15分で染まる!!」なんてのも
説明書をよくよく見ると。。。
塗り終わりから15分って意味で、塗っている時間は計算していない広告だったり( ゚д゚)ハッ!
放置時間が長い=染まりが悪い?
わけではないのでいちど染めたあとは、自分流に時間の調整もしてみるのも上級者です!
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