美容師が話す白髪染めとアレルギーの話

 

美容師パパは白髪染めのアレルギーです。かれこれ15年以上の付き合いです。

 

美容院でもよく混同されますが、肌が弱いのとアレルギーは違います。

 

白髪染めのアレルギーはスギやヒノキの花粉症と同じように一度反応すれば、白髪染め(おしゃれ染めも)に触れるだけで炎症を起こします。

 

 

美容院で起こる可能性のある炎症とアレルギーの違いから
美容師パパとお客様で経験したリアルなアレルギー発症の昔話まで

 

 

こうやってお話できるので
自分がアレルギーになったことも無駄じゃなかったなあと思います。

 

 

美容師パパ目次

     

  1. 白髪染めでアレルギーになる成分と症状
  2.  

  3. 美容師パパがアレルギーになった理由
  4.  

  5. 美容師パパの皮膚科のアレルギー治療
  6.  

  7. 美容院でお客様がアレルギーになった話
  8.  

  9. アレルギーにならないおすすめの白髪染め
  10.  

  11. まとめとアレルギー予防法
  12.  

白髪染めでアレルギーになる成分と症状

 

白髪染めのアレルギー成分

ヘアカラー(おしゃれ染め・白髪染め)の酸化染料(パラフェニレンジアミン、硫酸トルエン2.5ジアミン、パラアミノフェノール等)

白髪染めのアレルギーの症状

かゆみ・赤い腫れ・湿疹・水ぶくれ

 

 

アレルギーの場合

ただのかぶれと違い6時間から半日後に症状がではじめて、薬が触れていない場所(首・顔)まで症状が広がることもあります。
48時間後がピークです。

 

 

美容師パパ(泣)

美容師パパの場合、まず白髪染めが付いたところがしばらくすると痛痒くなり発疹がでてきます。
はじめはプツプツ小さな湿疹ですが痒いので我慢できずに触ると、ジュクジュクして赤くなり痒みも増していきます。
職業柄慢性化してしまうので、ひどい時は皮膚がガサガサ、ゴワゴワして厚くなりさらに痒みは収まらなくなります。

 

知っておくと安心!アレルギーの交差反応について

 

白髪染めに含まれるパラフェニレンジアミンと化学構造が似ているものにも起きるアレルギー反応です。

 

歯科麻酔のエステル型(プロカイン・テトラカイン・ベンゾカイン)と交差反応の可能性がありますが、現在はあまり使われていません。

 

アミド型(リドカイン・メピバカイン・ブピバカイン・レボブピバカイン・ロピバカイン・プリロカイン・ジブカイン)がアレルギー反応が少なく主流のようですが、添加物のパラペン(防腐剤でよく見かけます)が原因のアレルギーもあります。

 

美容師パパドキドキ

美容師パパもアレルギー体質になってから歯医者の麻酔で心臓がバクバクして本当に驚きました。
それ以来病院では、アレルギーはありますか?(パラフェニレンジアミンでかぶれます)と必ず書いています。

 

しかし自分もアレルギー体質になって分かりましたが、一度アレルギー体質になると色んなものにアレルギー反応が起きやすくなります。
いたずらに怖がらず化学物質でアレルギーを起こしやすい旨を伝えて対処してもらえば安心です。

 

 

 

 

 

美容師パパがアレルギーになった理由

プロフィールにも書いていますが、美容師になりたての20世紀の頃の話です。

 

色んな薬を自分で購入しては、一日中自分の頭を一人で染めていました。

 

 

本来美容院ではありえないことですが、薬を塗ったまま8時間以上そのままにしていたときですね。。。。

 

その時に緑色の髪にしたかったのですが上手く行かずに何度も1日に3回以上染めていたことが原因だと思っています。

 

 

こんな感じに染めたかったんです。(映画スワロウテイルの三上博史さん)

 

緑の髪色

 

 

その後はパーマや他の薬は大丈夫ですが、酸化染料(白髪染め・おしゃれ染め)の薬は営業中も触れると後で赤くなり水ぶくれになります。

 

美容師パパの皮膚科のアレルギー治療

 

現在では長い付き合いのジアミンアレルギーですが、美容師パパの場合はステロイドの軟膏を処方してもらい10年以上立ちます。

 

美容師という職業柄、カラー剤に触れないことは難しく、状態に合わせて病院では薬の強さを変えてもらっています。

 

アレルギーの強さによって薬も強くなります

  1. 炎症・痒みを抑えるためにステロイドの外用薬
  2. 抗アレルギー・ヒスタミン剤の内服薬
  3. ステロイドの内服薬

 

 

ステロイドは副作用の懸念もありますが、外用薬のみで10年以上使用しています。
一度も副作用を感じたことはなく済んでいます。(行きつけの皮膚科では、いつもの多めに出しとくね-!と多めに薬をもらっています。)

 

皮膚科の先生からは美容院で起こりやすい「かぶれ」を教えてもらいました。

 

美容院でお客様がアレルギーになった話

 

美容院で起こる「かぶれ」の種類

かぶれは赤み、かゆみ、ブツブツ、水ぶくれの症状を伴う皮膚炎のことです。
かぶれには
刺激性接触皮膚炎アレルギー性接触皮膚炎の2つがあります。

 

刺激性接触皮膚炎は

肌が弱い、敏感な人に多く薬がしみる・赤くなる・ヒリヒリするなどの症状がありますが、アレルギーとは無関係なので誰にも起こります。

 

ブリーチ・シャンプー・カラー剤・パーマ液など化学物質の刺激(酸・アルカリ)が原因

 

アレルギー性接触皮膚炎は

身体の免疫作用なので肌の強さに関係なく症状が現れます。

 

ゴム・防腐剤・香料などカラー剤に含まれるパラフェニレンジアミン以外にも美容院ではアレルギーの原因

 

肌が強いからかぶれない?美容院のお客様の話

 

元プロスポーツ選手のお客様です。年齢は50代後半、身長も高く肌も浅黒い屈強な男性です。ほとんど全体が白髪で白髪染めの経験はありません。

 

アレルギーになった男性のお客様

 

今まで一回も染めたことないんですね!

 

パッチテストと言ってアレルギーの可能性を検査できるのですが48時間おいてからしか染められないので次回に大丈夫なら染めましょうか?


 

 

今日染められないの?大丈夫だよ、今まで一度もかぶれたことないし肌は強いからカミソリ負けしたことないから。
面倒だから今日染めちゃって!!!なんかあっても責任とるから!!!!かぶれるわけないよ。


 

 

そこまで言われるならわかりました。。。


 

 

 

1ヶ月後

 

 

 

 

実はあの後顔までパンパンに腫れちゃって。。。頭皮はただれてひどかったんで病院にいったよ。。。
まさか本当にかぶれるとは思わないもんなー。本当に参ったよ。
もう白髪は染めないほうがいいかな?


 

 

原因はパラフェニレンジアミンなら違う方法で染めれば大丈夫ですよ!
でも
念のため今日はやめてパッチテストしておきましょう。。。


 

染める48時間前にアレルギー試験(パッチテスト)の実施を推奨

 

美容院や市販のカラー剤を使用してかぶれの症状がが出ないか確認するためにする皮膚アレルギー試験です。

 

  1. 腕の内側などに10円玉の大きさに塗り自然乾燥させます
  2. そのまま48時間放置します(濡らしたりシールを張ったりしないで下さい)
  3. 48時間以内にかぶれの症状がなければヘアカラー可能です

 

 

実際に美容院では毎回パッチテストしているのか?

 

はじめて染めるお客様にはなるべくお願いして次回染める時に確認してから染めるようにしています。
ただ美容師パパの美容師人生では、定期的に染めていらっしゃるお客様が突然アレルギーになった経験はありません。

 

毎回必ずパッチテストを行うのが理想ですが特に要望がない限り、毎回のパッチテストの推奨はせずその旨を理解してもらい初来店時にご署名頂いています。

 

体調の変化や調子が悪い時、心配であれば次回来店までにお帰りの時にパッチテストは気軽にできるのでお願いしたほうが安心ですね。

 

アレルギーにならないおすすめの白髪染め

  • マロン(オハグロ式白髪染め)

酸化染料(パラフェニレンジアミン)を使用しない白髪染めです。
オハグロ式といってポリフェノールと鉄塩の反応して黒く発色します。
ナスのヌカ漬けをを作る時に色艶を良くするために釘を入れるのも同じ原理です。

 

髪は痛みませんが、独特の硫黄臭と髪のごわつき、人工的な色味(黒・青紫)、明るくは染めらません。

 

マロン マインドカラー S ソフトな黒褐色 140g


 

  • サンカラーマックス

光で染まる

太陽光や蛍光灯の光で染まる白髪染めです。

 

髪や頭皮にやさしく、朝塗って普段どうりの生活をしていればいいのでとても便利ですが。。
銀塩の光還元作用で染めているため、アルカリ剤(パーマ・カラー剤等)に触れただけで髪が緑色になり元に戻すことがとても困難になります。美容院ではカット以外しない方なら活用できると思います。

 

サンカラーマックス


 

  • ヘアマニキュア(酸性カラー)

マニキュア

頭皮に触れずに髪の毛だけに作用するため安心です。
難点は逆に頭皮ギリギリはどうしても染められないこと、皮膚に付いてしまうと中々取れないことですね。

 

マニキュアタイプの白髪染め


 

  • 白髪染めシャンプー・トリートメント

白髪染め

酸化染料を使用せずに頭皮にも髪にも優しい白髪染めです。
ヘアマニキュアと同等の色持ちですがギリギリからしっかり染まり頭皮についても染まりません。

 

シャンプー・トリートメントタイプの白髪染め


 

 

まとめとアレルギー予防法

アレルギーは一度発症すると中々改善されないため、予防が最善の対抗策だと思います。
花粉症と同じでなってからでは遅いんです。でもいつなるかわからないから過剰になりすぎずにできる範囲で予防できればいいと思います。

 

 

自分で染める時の防御策

 

 

美容院で染める時の防御策

 

染める時に毎回頭皮に保護クリームを塗ってもらう!

美容師はいつも染めるとき薬がしみると言えば先に塗ってくれると思います。無料?だと思いますから担当美容師に聞いてみてください。

 

 

白髪・白髪染めについて聞きたいことがあればいつでも連絡下さい

 

 

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